【ロサンゼルス共同】米大リーグ機構(MLB)による調査で、球速の上昇や「球質」の追求などが投手の故障が近年急増している原因となっている可能性が高いと結論づけられ、専門家からはルール変更を検討するよう勧告を受けたと17日、AP通信などが伝えた。
MLBは選手や球団幹部、医師ら200人以上から聞き取りを行い、投手の故障に関する報告書を公表。今年の投手の負傷者リスト入りの日数は2005年から2・36倍に増え、練習での重いボールの使用やブルペンでの投球練習の強度が上がっていることなども可能性として挙げられた。昨季から導入された投球間の時間制限と負傷を結びつける証拠はないとしている。